太陽光発電の業者の選び方に正解は?人気の見積もり業者ランキングも紹介

太陽光発電の業者の選び方に正解は?人気の見積もり業者ランキングも紹介 太陽光発電

電気代高騰なども後押しし、太陽光発電システムのニーズは近年ますます高まっています。太陽光発電システムは導入に費用がかかる機器であるため、設置を検討する際には業者選びにも気を使いましょう。

この記事では、太陽光発電業者の選び方や注意点などについて解説します。太陽光発電システムの設置に当たって失敗を防ぎたい人は、ぜひ参考にしてください。

太陽光発電の事業者は2種類

太陽光発電の事業者は2種類

太陽光発電システムに関わる事業者は大きく、メーカーと販売施工業者に分けられます。それぞれ役割が異なるため、あらかじめ違いを明確にしておきましょう。

メーカー|設備の開発・製造を担当

太陽光発電システムのメーカーは、太陽光パネルやパワーコンディショナー、架台などの開発・製造を行っています。代表的なメーカーは、下記の通りです。

  • パナソニック
  • シャープ
  • 京セラ
  • 長州産業
  • ソーラーフロンティア
  • カナディアン・ソーラー
  • Qセルズ

製品の特徴はメーカーごとに異なります。そのため、太陽光発電システムを購入する際には、各メーカーの特徴や価格、製品の性能などを事前に確認しましょう。

また、太陽光発電システムに関する保証は、基本的にはメーカーによるものです。発電保証やシステム保証が充実したメーカーを選べば、故障の際も慌てず対応できるでしょう。コストだけではなく長期的な視点でメーカーを選定することが重要です。

販売施工業者|太陽光発電の説明・販売を担当

販売施工業者は、メーカーが製造した太陽光発電システムの販売や施工を手がけます。太陽光発電システムの専門店やハウスメーカー、工務店、電気工事業者などが、主な販売施工業者です。

まず顧客の屋根の条件や予算などを調査・ヒアリングした上で最適な太陽光発電システムを提案してくれます。提案の際には、太陽光発電の基本的な仕組み、メリット、設置後の注意点などについて説明してくれるため、このタイミングで疑問点などを解消しておきましょう。

提案後に契約がまとまれば、販売施工業者は太陽光発電システムの設置工事をしてくれます。

太陽光発電システムの設置後も、販売施工業者は定期的なメンテナンスや修理に対応してくれます。工事だけではなく、使用している間もサポートに対応してくれるため、何かトラブルが起こったら慌てずに連絡をしましょう。

太陽光発電業者の正しい選び方|ポイントは5つ

太陽光発電業者の正しい選び方|ポイントは5つ

太陽光発電システムを設置する際には、太陽光発電業者を選ぶ5つのポイントを押さえてください。

  • 自社で工事を行ってくれるかどうか
  • 価格が安いかどうか
  • 実績が豊富かどうか
  • 太陽光発電事業に必要な許認可や資格はあるか
  • 複数社から見積もりを取れる状況にあるか

一つずつ解説します。

自社で工事を行ってくれるかどうか

太陽光発電業者を選ぶ際には、自社で工事を行ってくれるかどうかを確認しましょう。

自社工事に対応している場合は、設計から施工、メンテナンスまでを一貫して進めてくれます。間に別の業者が入らないため、コミュニケーションがスムーズになり、製品や設計に関する食い違いなども少なくなるでしょう。結果として、柔軟かつ迅速な対応が期待できます。

もし下請けに工事を依頼している場合には、トラブルが万が一起こった場合に、責任の所在が不透明になる恐れもあります。不要なトラブルを避けるためにも、自社工事に対応した業者を選ぶとよいでしょう。

また、中間マージンがかからないため、より安価な価格で提案してくれる可能性も出てきます。

価格が安いかどうか

太陽光発電業者を選ぶ際には、価格が安いかどうかを確認しましょう。

太陽光発電システムは、システムの容量ごとに大まかな相場はありますが、細かい価格設定は業者によって異なります。そのため、同じシステムを設置する場合でも、業者によって価格が変わる可能性があるのです。

場合によっては相場からかけ離れた価格で提案される恐れもあるため、複数の業者から見積もりをとり、価格が安いかどうかを比較検討してください。

ただし、安価なシステムを選ぶことだけが正解ではありません。提案されるメーカーの性能や保証なども併せて検討を進めましょう。太陽光発電システムは長期間にわたって使い続けるものなので、安心して使用できるかどうかも重要です。

実績が豊富かどうか

太陽光発電業者を選ぶ際には、設置工事の実績も考慮しましょう。

実績が豊富な業者は、太陽光発電システム設置工事に関して多くの経験を持っているため、そのノウハウを生かした提案や工事を行ってくれるでしょう。なかには設置が難しい屋根もありますが、その場合でも過去の事例に基づいて丁寧に施工を進めてくれます。

また、実績が豊富な業者を選べば、工事だけでなくアフターサービスも安心して任せられるでしょう。一人ひとりのニーズを正確に理解し、最適な太陽光発電システムの提案から設置から工事、メンテナンスに至るまで一貫して対応してくれます。

太陽光発電事業に必要な許認可や資格はあるか

太陽光発電業者を選ぶ際には、工事に当たる業者が必要な許可を持っているかどうかを確認してください。資格を持っているかどうかは、業者が国が定める基準や法律を順守して事業を行っていることの証明となります。

具体的には、太陽光発電システムの工事を行う際には電気工事士の資格が必要です。分電盤など電気系統の工事をするためには欠かせない資格なので、この資格を持っているかどうかを必ず確認しておきましょう。

また、太陽光パネルを設置するためには、各メーカーの施工IDが必要です。太陽光発電システムはメーカーごとに設置方法が異なるため、施工IDによって適切に設置できるかどうかが証明されています。施工IDを持っていなくても工事そのものはできますが、保証してもらえないなどのリスクがあるため、IDの有無も確認しておいてください。

複数社から見積もりを取る

太陽光発電システムの導入を検討する際には、見積もりサイトを活用するとよいでしょう。

一括見積もりサイトでは、複数の業者から簡単に見積もりを取得できます。情報を登録すれば条件に合う業者から連絡が来るため、自分からアプローチをする手間はありません。

見積もりサイトを利用すれば、時間と労力を節約できるだけでなく、市場の相場もつかめるでしょう。情報を集めたい方にもおすすめの方法です。

【業者選びに欠かせない】おすすめの太陽光発電一括見積もりサイトは?

【業者選びに欠かせない】おすすめの太陽光発電一括見積もりサイトは?

太陽光発電業者を選ぶ際には、一度に複数の業者と連絡がとれる一括見積もりサイトの利用がおすすめです。ここでは、おすすめの一括見積もりサイトを3つ紹介します。

1位:ソーラーパートナーズ

運営会社株式会社ソーラーパートナーズ
対応地域全国
公式ホームページhttps://www.solar-partners.jp

ソーラーパートナーズは、自社施工の業者のみを紹介している一括見積もりサイトで、費用を圧倒的に安く抑えられる点が特徴です。全国600社以上の厳選された自社施工業者を紹介していることもあり、4年連続で見積もり比較サイトの利用実績ナンバーワンに輝いています。

業者が高品質な施工を保証するための厳しい審査基準を設けている点もソーラーパートナーズの魅力です。これにより、安全で質の高い施工が実現されます。

さらに、ソーラーパートナーズを通して設置工事を行った場合には、独自の「あんしん完了保証」を受けられます。万が一、工事前や工事中に業者が倒産しても、別のソーラーパートナーズ加盟業者が工事を引き継いでくれます。

これらの点から、安心かつ安全な施工業者を探している人には、ソーラーパートナーズの利用がおすすめです。

ソーラーパートナーズのホームページはこちら

2位:グリエネ

運営会社株式会社じげん
対応地域全国
公式ホームページhttps://griene.jp/

太陽光発電システムの一括見積もりサイトグリエネは、わずか30秒で簡単に見積もり依頼ができる点が特徴です。

その上で、専門スタッフによるサポートが受けられるため、太陽光発電システムに詳しくない人でも安心して利用できるでしょう。カスタマーサポート担当者が条件などをヒアリングしてくれるので、希望や要望を確実に伝えられます。

また、全国450社の安全かつ信頼できる販売施工業者から最大5社を紹介してもらえるため、選択肢の幅が広がります。紹介してくれる業者は厳格な審査基準をクリアしており、悪徳業者に当たる恐れはありません。適正な工事と価格で提供してくれる信頼できる業者を選びたい人に、グリエネはおすすめです。

グリエネのホームページはこちら

3位:タイナビ

運営会社株式会社グッドフェローズ
対応地域全国
公式ホームページhttps://www.tainavi.com/

一括見積もりサイトタイナビは、累計11万人以上の利用者実績を持っている点が特徴です。簡単な見積もり比較でユーザーが自分に適した太陽光発電システムや蓄電池を賢く、お得に導入できるようサポートをしています。

タイナビでは、簡単な情報を入力するだけで複数の業者をまとめて選定してくれます。業者の比較が簡単にできるため、自分に合った業者を選ぶ助けとなるでしょう。

また、タイナビは利用者に対して、太陽光発電システムや蓄電池の設置に関する補助金の最新情報も取り扱っています。設置に当たって補助金を利用したい人は、タイナビのホームページから情報を集めてみるとよいでしょう。

タイナビを利用すれば、優良業者の選定から補助金情報に至るまでまとめて進められるため、スピーディーに動きたい人におすすめです。

タイナビのホームページはこちら

太陽光発電の業者選びをする際に気をつけるべき2つのこと

太陽光発電の業者選びをする際に気をつけるべき2つのこと

太陽光発電システムの業者を選ぶ際には、下記の点に注意しましょう。

  • 訪問販売からの購入を避ける
  • 評判の悪い業者を避ける

一つずつ解説します。

訪問販売からの購入を避ける

太陽光発電システムの業者を選ぶ際には、訪問販売からの購入はできるだけ避けてください

太陽光発電システムに限らず、訪問販売による提案は、ユーザーが十分な情報を得られないまま契約に進んでしまう恐れがあります。また、営業マンの人件費が上乗せされ、相場よりも高額になる可能性もあるでしょう。

太陽光発電システムは高額な商品であるだけでなく、一度設置すると10年、20年と使い続けることになります。そのため、購入する際にはどのメーカーや製品が適しているのかをじっくりと検討し、自分自身で情報を集めることが重要です。

また、価格を比較するためには、複数の業者から見積もりを取ることも欠かせません。訪問販売では、限られた情報の中でしか契約できないので、最適な選択をすることが難しくなる点に注意してください。

評判の悪い業者を避ける

太陽光発電システムの業者を選ぶ際には、評判の悪い業者と契約しないように気をつけましょう。

評判の悪い業者に依頼してしまうと、施工の質が低い、売電の手続きをしっかり進めてくれない、金額が極端に高いなどのリスクを負うことになります。最悪の場合、倒産などで設置後に連絡がとれなくなる恐れもあるため、評判の悪い業者は避けるのが賢明です。

業者の評判を確認する際には、GoogleやSNSでのレビューや口コミを参考にしましょう。実際に工事を依頼した人の声を知ることで、さまざまな情報が収集できます。ネガティブな口コミが多い場合、その業者はリスクが高いのかもしれません。

信頼できる業者を選ぶことで、工事前後のみならず長期にわたって安心して太陽光発電システムを利用できます。業者の精査は慎重に進めましょう。

太陽光発電の業者を選ぶ際によくある質問

太陽光発電の業者を選ぶ際によくある質問

ここでは、太陽光発電の業者を選ぶ際によく聞かれる下記の質問に回答します。

  • 太陽光発電を購入する業者によって元を取れる年数が変わりますか?
  • 迷ったときはどこに頼めばいいですか?

それぞれの質問に回答します。

Q
太陽光発電を購入する業者によって元を取れる年数が変わりますか?
A

太陽光発電システムを購入する業者によっては、初期費用の元を取れる年数が変わるケースがあります

基本的に、同じ太陽光発電システムを設置した場合は、施工業者が変わっても発電量が変わることはありません。しかし購入金額が高くなれば、その分、元を取れる年数は延びます。太陽光発電システムを購入する際には、容量に対して適切な価格で見積もりが出されているかどうかを慎重に見極めましょう。

また、業者がマイナーな太陽光発電システムのメーカーを提案してきた際にも注意が必要です。その場合は保証が十分ではない恐れがあるため、万一の場合に修理費用が多くかかる可能性があります。出費が多くなると、それだけ元を取れる年数は延びていくでしょう。

Q
迷ったときはどこに頼めばいいですか?
A

太陽光発電システムの導入を検討しつつも、どの業者に頼むべきか迷ったときは、検討している業者の公式ホームページを確認しましょう。ホームページがしっかりしていれば、ある程度信頼できる業者であることが分かります。

また、長年にわたって太陽光発電システムを取り扱っている業者であれば、より安心です。太陽光発電システムの販売店、ハウスメーカー、工務店、電気工事業者、屋根工事業者など、太陽光発電システムを取り扱っている業者は多数ありますが、どの業者においても十分な実績があれば信頼して任せられます。

身近に太陽光発電システムを設置した経験がある人がいれば、依頼した業者がどうだったのかの意見を聞いてもよいでしょう。

まとめ

まとめ

太陽光発電システムの設置を検討している場合は、信頼できる業者を選ぶよう心がけてください。

まずは問い合わせの上、設計から設置、アフターサービスまで一貫して対応しているかどうかを確認しましょう。また、施工実績や希望するメーカーの取り扱いの有無も重要です。

さまざまな点を総合的に考慮し、自分に合った業者を選べば、後悔は少なくなるでしょう。太陽光発電システムは高い費用がかかる機器なので、妥協せずに業者を選ぶことをおすすめします。