おすすめの蓄電池一括見積もりサイト5選!業者の選び方も解説

おすすめの蓄電池一括見積もりサイト5選!業者の選び方も解説 蓄電池

蓄電池の導入で失敗しないためには複数社から見積もりをとり、信頼できる業者を見極めることが大切です。しかし、相見積もりには時間と労力がかかるため、なかなか実践できない人もいるでしょう。そこで検討したいのが、無料で利用できる「一括見積もりサイト」です。

本記事では、おすすめの蓄電池一括見積もりサイトを5つを紹介するとともに、業者の選び方まで解説します。蓄電池の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

蓄電池の一括見積もりサイトを利用するメリット

蓄電池の一括見積もりサイトを利用するメリット

一括見積もりサイトとは、必要な情報を入力・登録するだけで、無料で複数の業者に一括で見積もりを依頼できるサービスです。サイトごとに設定された厳しい審査基準をクリアしている安全性の高い業者から、製品や金額、保証内容などを比較検討できます。

一括見積もりサイトの代表的なメリットとして、次の3つがあります。

相場が分かる

蓄電池の導入費用は高額なため、できるだけ安く購入したいものです。しかし、業者の中には蓄電池の長期保証やアフターサービスなどをわざと価格に反映させず、安い価格を提示する業者もいます。

見積金額が適正なのか、最新の相場価格を知る上で有効なのが、一括見積もりサイトです。

また、同じメーカーの蓄電池であっても、扱う業者によって価格やサービス内容が異なることがあります。同じ条件で複数の業者から見積もりをとれば、いくらまでなら価格交渉が可能なのか分かるので、交渉の際にも役立ちます。

複数の業者を比べられる

複数の業者に一括で見積もり依頼ができるため、蓄電池の価格をはじめ、設置費用、さらに保証やアフターサービスまで、さまざまな項目について比較検討ができます。

導入費用や保証内容などは業者ごとに異なります。金額だけでなく、どんな保証をどれだけの期間、提供してくれるのか、比較する上でも有効です。

また、蓄電池の導入による経済メリットをきちんとシミュレーションしてくれているのか、利用できる国や自治体の補助金情報を提供してくれているのか、補助金の申請代行を任せられるのかなど、細かな項目についても確認ができます。

複数の業者を比較検討することが、信頼できる業者選びにつながるでしょう。

特典が付くことがある

一括見積もりサイトを通じて蓄電池の販売・設置業者と契約すると、「◯%割引」や商品券プレゼントなどの特典が付くことがあります。

蓄電池は価格低減が進んでいますが、まだまだ高額です。こうした特典がもらえると、お得に蓄電池を導入できるでしょう。

特典が付くことも、一括見積もりサイトのメリットです。

おすすめの蓄電池一括見積もりサイト5選

おすすめの蓄電池一括見積もりサイト5選

一括見積もりサイトを利用すると、複数の業者からメールや電話による営業連絡が届くため、利用をためらってしまう人も少なくないでしょう。また、多くのサイトを利用すると情報量が増え過ぎて混乱し、なかなか選べない事態に陥るかもしれません。

ここでは、おすすめの蓄電池一括見積もりサイトを5つ紹介します。

ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズ

出典:ソーラーパートナーズ

ソーラーパートナーズは、全国600社以上の自社施工業者と提携し、良心価格で蓄電池を提供できるネットワークを構築しています。

ソーラーパートナーズの特徴は、以下の7つの審査基準のもと、紹介する業者を厳選している点です。

  • 販売から施工、アフターフォローまで自社で一貫施工
  • 複数メーカー(3メーカー以上)から提案できる
  • 電気工事業者として登録している
  • メーカー保証・工事保証に対応
  • 建築関連法規などの処罰実績がない
  • 現場経験5年以上の現場監督が在籍
  • 第2種電気工事士以上の資格保持者が在籍

加盟店のしつこいセールスや押し売りなどを減らすため、利用者のアンケート結果が悪い業者は登録が抹消される「イエローカード制度」を取り入れています。加えて、自社施工の業者に厳選することで余計な中間マージンを削減、さらに全国の業者で共同購入することで仕入れ価格を低減し、安さも実現しています。

タイナビ蓄電池

タイナビ蓄電池

出典:タイナビ蓄電池

タイナビ蓄電池は、厳選された登録業者の中から、最短1分間の入力で最大5社に一括見積もりを依頼できるサービスです。取引数は、業界最多の3万2000件(2023年2月時点)を数えます。

タイナビ蓄電池の特徴は、成果報酬がない点です。

一般的な見積もりサイトは、サイトを通じて契約が成立した場合、業者はサイト側に成果報酬を支払う必要があります。その結果、見積価格に成果報酬分が上乗せされることで、割高になってしまいます。しかし、タイナビ蓄電池は成果報酬をなくしたことで、他の見積もりサイトよりも安く蓄電池を提供できます。

実際に利用者からは、「他の見積もりサイトよりも安かった」「複数社の見積もりを慎重に比較検討できた」などの声が挙がっています。

優良業者の中から低価格の見積もりプランを知りたいという方は、タイナビ蓄電池がおすすめです。

グリエネ

グリエネ

出典:グリエネ

グリエネは、購入希望者の状況や要望を踏まえた上で、全国450社の提携業者の中から最適な業者を紹介してくれるサイトです。

グリエネの最大の特徴は、見積もりを依頼すると、カスタマーサポートが購入希望者の状況や要望をヒアリングし、その結果に応じてグリエネ側がマッチングする業者を選んで最大5社紹介してくれる点です。

下記の3つの審査基準を設け、業者を厳選することで、加盟店の信頼性を向上させています。

  • 工事保険に加入していること
  • 過去2年間、法的処置を受けていないこと
  • 財務状況が健全であること

また、商品券のプレゼントなどの特典も用意しています。

グリエネの運営会社は、東京証券取引所・プライム市場に上場する「じげん」であることから、利用者からは企業信頼度なども評価されています。

エコ発蓄電池

エコ発蓄電池

出典:エコ発蓄電池

エコ発蓄電池は、全国321社(2024年4月時点)の加盟店の中から、最短1分間の入力で最大5社に見積もりを依頼できます。見積もり依頼数はすでに1万件を超えています。

エコ発蓄電池の特徴は、郵便番号などの情報を入力するだけで手軽に一括見積もりを依頼できる点です。購入希望者の要望をもとにエコ発蓄電池が責任を持って最適な業者を選び、最大5社から見積もりを提案しているため、金額などの比較検討が簡単にできます。

また、国内外の蓄電池メーカーの製品価格・容量・機能などの比較一覧ページも用意しており、それぞれのライフスタイルに合った蓄電池を探すこともできます。

エコ発蓄電池を運営するエナジーリンクスは、2013年から太陽光発電に関するマッチングサービスを開始しており、これまで多くの実績を挙げています。こうした成果が評価され、見積件数が増え続けています。

エコ×エネ

エコ×エネ

出典:エコ×エネ

蓄電池の設置料金を徹底比較してくれるのが、エコ×エネです。エコ×エネを利用して、最大50%安くなった事例もあります。

エコ×エネのメリットは、次の3つです。

  1. 蓄電池の「適正価格」が分かる
  2. 最短60秒で一括見積もりが依頼できる
  3. 悪徳会社は徹底排除

自宅にいながら最短60秒で一括見積もりを依頼できる気軽さが、その一つです。また、エコ×エネでは独自の「イエローカード制度」によって、利用者からの評判が悪い、あるいはクレームが多い業者に対して、契約を解除できるシステムを整備。優良業者を厳格に選ぶことで、信頼性の向上にも努めています。

このほか、24時間・年中無休で見積もり依頼が可能です。さらに、見積もり結果に納得できなかった場合は、エコ×エネが利用者に代わって業者へ代行連絡し、断ってくれるサービスなどもあります。

蓄電池の見積書のチェックポイント

蓄電池の見積書のチェックポイント

高額かつ長期間の利用が前提となる蓄電池を導入する際は、見積書をしっかり確認することが大切です。ここでは、見積書が届いたら必ず確認したい、4つのチェックポイントについて解説します。

工事瑕疵保証

工事瑕疵(かし)保証とは、蓄電池の設置工事において施工不良や材料不良などが原因で発生した損害を補償する保証です。この保証が見積書に記載されているのかどうか、必ず確認してください。

保証期間は一般的に1〜10年間で、その期間中は無償で修理や交換をしてくれます。ただし保証内容は業者によって異なる上、地震や紛争などの不可抗力や、利用者の故意や過失による故障は保証の対象外になる場合もあります。そのため、保証内容や規約について、事前に確認することが重要です。

自然災害補償

火災や水災などの自然災害によって故障した場合、無償で修理・交換してくれる保証が自然災害補償です。

適用される自然災害は火災、落雷、雪災、風災、落下や飛来、衝突、洪水、雹(ひょう)災、盗難など。一方、地震や地震による津波や噴火は、対象外となるケースがほとんどです。補償期間は一般的に10年程度となります。

蓄電池メーカーか業者のいずれかが自然災害補償を提供していますが、補償内容は業者ごとに異なるため、事前に確認することをおすすめします。

蓄電池本体の保証

蓄電池メーカーは、長期間安心して利用できるよう、蓄電池本体に対し10〜15年の長期保証があります。万が一故障した場合、無償で修理や交換対応をしてくれます。また、蓄電できる容量が規定値よりも下回った場合に無償交換してくれる「蓄電保証」もあります。

ただし、保証内容はメーカーごとに異なる上、購入後の年数によっては有償対応になることもあります。どのような保証が提供されるのか、購入前に必ず確認しておきましょう。

補助金の申請

家庭用蓄電池には、国や自治体から交付される補助金があります。補助金は都道府県と市区町村それぞれで提供しているケースもあり、活用できれば、蓄電池の購入費用を安く抑えることができます。

その一方で、補助金申請は手続きが煩雑で難しく、時間もかかることから、個人で申請するのは大変でしょう。

そのため、見積書の中に利用できる補助金情報が記載されているのか、その上で代行申請してくれるのかなど、事前に確認することが大切です。

蓄電池業者の選ぶときのポイント

蓄電池業者の選ぶときのポイント

蓄電池の購入で失敗しないためには、信頼できる業者の見極めが非常に重要です。蓄電池業者を選ぶときのポイントは、下記があります。

  • 実績
  • 自社施工・外注
  • 取り扱いメーカー数
  • アフターフォロー

それぞれ解説していきます。

実績

優良な業者ほど多くの施工実績があり、自社のホームページにしっかりと実績を掲載しています。信頼できる業者選びの1つ目のポイントが、施工実績です。

施工実績が少ない業者は経験に乏しく、経験不足から、契約や工事においてトラブルを起こす可能性があります。一方、施工実績が豊富な業者は高い専門知識を持っており、安心して相談できます。

また万が一、業者が倒産した場合、保証や施工後のアフターサービスを受けられなくなってしまいます。施工実績が多い業者は、比較的業績も安定しており、倒産リスクが低い傾向にあります。

トラブルを回避するためにも、施工実績が十分あるか、業績が安定しているのかなどを、事前に確認しましょう。

自社施工・外注

販売から施工まで自社で行っているのか、あるいは販売だけして工事は別の会社に委託しているのか。「自社施工」「外注」という観点も、より良い業者選びのポイントとなります。

「自社施工」の業者は、品質の高さを維持する目的から施工まで一貫して実施しており、作業工程を全て管理できているため、専門性が高く、コストパフォーマンスも良くなります。また外注費などの中間マージンがかからないため、「外注」業者と比べて、施工費用が安くなるというメリットもあります。

一方「外注業者」は、施工工事に関する専門性が低く、トラブルが発生した場合に責任の所在が曖昧になるというデメリットがあります。

「自社施工」なのか「外注」なのか、事前に確認することが大切です。

取り扱いメーカー数

蓄電池の導入目的は、「月々の電気代を節約したい」「災害や停電時に備えたい」などさまざまです。こうした目的や住環境などの違いによって、最適な蓄電池は変わります。

取り扱う蓄電池のメーカー数が少ない業者の場合、導入目的や希望に合った蓄電池を提案してもらうことが難しくなります。その結果、導入目的や生活スタイルに合わない蓄電池を購入してしまうという事態になりかねません。さらに、メーカーによって製品性能や保証内容も異なります。

それぞれの家庭に合った蓄電池を導入するためには、取り扱いメーカー数が多い業者に相談し、住環境や家族構成などに応じた提案をしてもらいましょう。

アフターフォロー

長期間、安心して蓄電池を利用するためには、アフターフォローなどのサービス体制が重要です。

蓄電池は長期間使用すると充放電機能などが劣化してしまいます。安心して使用するためには、日常的な監視や点検が欠かせません。

業者によっては24時間365日、正常に稼働しているのか監視する遠隔監視や、過充電などの重大な異常が発生した場合、スタッフが駆けつけ、修理・交換してくれる緊急駆けつけサービスなどを提供しています。このほか、工事瑕疵保証や自然災害補償などの各種保証も提供しています。

安心できるアフターフォロー体制が整っているのかどうかを比較検討することが、信頼できる業者選びにつながります。

まとめ

まとめ

電気代の値上がりを受け、蓄電池を導入する一般家庭は今後も増える見込みです。その一方で、契約や工事にまつわるトラブルも散見され始めました。蓄電池は10〜15年間にわたって使用する製品です。安心して利用するためにも、信頼できる業者を選ぶことが重要になってきます。

本記事では業者選びのポイントについて解説してきましたが、信頼性を判断するにはそれなりの労力が必要です。時間をかけず、気軽に効率的に業者を見極めたいという人は、今回紹介した5つの一括見積もりサイトをぜひ利用してみてください。